今、世はハロウィンで大騒ぎ。
ホラーつながりのトピックスを日本文化からお届けしましょう。
まず、松尾芭蕉の秋の句をご紹介。
蜘蛛何と音をなにと鳴く秋の風
(俳諧向之岡 延宝八年)
これは枕草子にある、蓑虫が秋に「ちちよ、ちちよ」と鳴く、
というエピソードへの返歌です。(枕草子 第四十一段)
蓑虫は異界の生き物とされ、父が子に鬼のキモノである、
蓑を着せ「秋風が吹くころに戻ってくる」といい残し、
去ったという逸話です。
蓑虫の子は寒風に吹かれると、「お父さん、お父さん」と
悲しげになく、といいます。
鳴くはずのない虫まで、秋には悲しげになく。
日本文化の通底を表す、古今の歌と物語。
「母」ではなく、「父」というところに景教の影響もあるのかもしれません。
2017年11月01日 10:54
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