いにしえの偉人、達人の知恵と言の葉のエッセンスを、古典の名言、名文から汲み取り、分かち合うためのページです。日本精神文化を代表する能、茶道、武士道、俳諧、禅などの古典名著から毎回、名言・名句をピックアップ。解説とともにおすすめ作品の本文を現代語訳にて抜粋、ご紹介していきます。

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2006年の抱負は「見事に生きる」

あけましておめでとうございます。さて、今日から2006年ですが、昨年を振り返って庵主十大ニュースを上げてみました。

★7月　椎間板ヘルニア発症。療養生活一ヶ月間

★8月　能文社　第二期スタート
★10月　南方録　現代語訳脱稿
★10月　言の葉庵HP企画・構築スタート
★11月　事業中核アカウント獲得
★11月　十年来の悩み、顔の湿疹の原因解明
★12月　言の葉庵HPカットオーバー、メルマガ創刊

こうやって一年を振り返ってみると、南方録翻訳は独力ですが、それ以外はすべて新しい出会いや旧人脈により、直接・間接に起きてきたのだなあ…と感じています。
新しい年を迎えるに当たっての抱負は「見事に生きる」。これは外面ではなく、あくまで自分の内面だけのことです。自分が「見事」だと感じることを意識して積み上げていこうと思っている。何も火災現場に飛び込んで人命を救助する必要はありません。小さなこと、つまらないことでいいのです。友達との約束を果たす。他人を思いやる。納期を守る。姿勢よく歩く。酔ってもしゃんとしている…。
葉隠の野村源左衛門は、大博打打ちで大悪人。悪事のすえにお縄にかかり切腹し、果てる(葉隠「立読コーナー」に逸話があります)。どうしようもない大悪人だがその生き様はまさに「見事」としかいいようがない。まさか現代人のぼくたちが切った張ったするわけにも行きませんが、悪事には悪事なりの筋の通し方、ケリのつけ方の見事さには思わずほれぼれとしてしまいます。今親しくおつきあいしている友人、仕事仲間たちは本人も気付いていないかも知れないけど、どこかに「見事」な部分のある人たちで、そこがいいな、すごいな、と日頃感嘆し、尊敬している人たちです。自分の利益になる人としかつきあわず、陰でコソコソ…なんて人もいますが、いやはや器が違いますね。「見事に生きる」は、ぼくの生涯の抱負でもありますが、新しいことがいろいろ始まる本年は特にそのようにありたい、と考えこの年頭言に掲げました。

2006年01月01日 08:53

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コメント

投稿者 舘 : 2006年01月02日 10:50

投稿者 庵主 : 2006年01月02日 21:51

投稿者 IKKO : 2006年01月03日 14:51

投稿者 庵主 : 2006年01月03日 23:08

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