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現代語訳 十牛図

現代語訳 十牛図
玄侑宗久 監修・解説、水野 聡 訳
本体価格:1,300円 +税

判型:四六版 全104ページ 上製 オールカラー
発売日:2016年2月10日
出版社:PHPエディターズ・グループ
ISBN978-4-569-82787-2

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本書は、中国宋代に著された禅籍『十牛図』の現代語訳作品です。

『十牛図』は、一匹の牛を〝見失ってしまった本来の自己〟になぞらえています。牧人が、牛を尋ね、探し当て、その手に捕らえることによって、悟りへと導かれていく様を十枚の絵と短い詩文であらわしたもの。誰にでもたやすく、目で見て直観し、悟りを開くことのできるイメージトレーニングツールとして創作されました。

何かを目指している、何かを獲得したい、と一度も考えたことのない人はごく少数ではないでしょうか。その何かを見つけ、そこにたどり着く過程の、いったいどのあたりに自分は今いるのか。次のステップは何か、あるいは今後どんな展開が待ち受けているのか。
実年齢に関係なく、自分の現在の成長段階を『十牛図』でイメージすれば、今後の長い道のりを歩いていく上で、またとない〝旅の手引き〟になるのかもしれません。
(本書 水野聡「まえがき」より)

要は人生、「がんばる」ことも「がんばらない」ことも、両方必要なのだ。疑問をもち、がんばってそれに向き合い、その疑問を解くことはむろん必要だが、「今」に安らぎ、現状に「知足」し、明るい十全感に浸ることもまた必要なことだ。その両者が螺旋のように繋がっていく在り方を、実に印象的な形で示したのが『十牛図』なのである。
(本書 玄侑宗久「あとがき」より)

【本書の特徴】
◆禅の古典的名著を現代人にもわかりやすく、簡明な言葉で訳しました。自然にすらすら読め、かつ原文参照も想定した直訳です。
◆『十牛図』原画に直接触れていただくために、全ページオールカラー。コンパクトな「禅の絵本」として手元で繰り返しご覧いただけます。
◆古典翻訳家による原テクストの明快な訳出に加え、禅宗碩学による緻密な監修とわかりやすい解説を付しました。
◆全体の構成は、十枚の牛の絵と、それぞれに付された「序」「頌」と呼ばれる詩文を配置。それぞれに簡潔な「鑑賞」を加えました。巻末には原文(読み下し文)も収録。訳者まえがきと監修者の解説・あとがきを、はじめて十牛図を読む読者の方への案内としています。

【目次】
まえがき
総序
第一 尋牛 (じんぎゅう)
第二 見跡 (けんせき)
第三 見牛 (けんぎゅう)
第四 得牛 (とくぎゅう)
第五 牧牛 (ぼくぎゅう)
第六 騎牛帰家 (きぎゅうきか)
第七 忘牛存人 (ぼうぎゅうぞんにん)
第八 人牛倶忘 (にんぎゅうぐぼう)
第九 返本還源 (へんぽんげんげん)
第十 入鄽垂手 (にってんすいしゅ)
原典の読み下し
解説
あとがき

2016年01月30日 13:20

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