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「茶話指月集を読む」講座開講 6/20(木)

【銀座おとな塾産経学園】
6/20(木)10:30~
■千利休と侘び茶の世界
~利休の茶の心を茶書から読み解く~

開講日:毎月第三木曜日 10:30-12:00
2013年6月~11月(各期6回の継続コース)
受講料 3,150円(/回)

今回より、利休の逸話を伝える代表的な茶書『茶話指月集』を読む講読講座がスタートします。

利休の茶法、侘び、桃山期の名茶人、利休賜死の真因などについて利休の孫で、三千家の祖、千宗旦が、味わい深い一話、一話をぽつりぽつりと語ります。
受講生のみなさまと原文(『日本の茶書1』東洋文庫 平凡社)を味読します。

・千宗旦 せんのそうたん

 1578年(天正6年1月1日)- 1658年12月13日(万治元年11月19日)江戸前期の茶匠。父は千少庵。少庵は利休の後妻千宗恩の連れ子である。母は利休の娘お亀であり、少庵の京千家を継いだ。千家三代。宗旦流(三千家)の祖。11歳の頃から大徳寺三玄院に喝食として、春屋宗園のもとで修業。天正19年14才の時、祖父利休が賜死。文禄三年(1594)頃、父少庵が許されて京都に戻り家を再興すると、宗旦も帰家し還俗。利休の道具も千家に戻ることとなった。

「小庵嫡子宗旦といひしハ、幼少の時喝食にて、大徳寺 春屋和尚に仕へ侍る。利休膓害の時は、若年なり。其後、小庵の遺跡千の家を相続し、絶たるを継、廃れたるを興し、茶道又世に明らか也。是をもてはやすこと都鄙、遠近をわかたず、朝に来り、暮に往て、倶に茶席に交りを結ばずといふ事なし。利休の在世盛なりしにも劣らず、辱も禁裏仙洞にもかくれなく、殊に将軍家より再ひまで御召あれども、上意にもしたかはず、宗旦ハ壮年より実の茶湯を以て楽とせり。茶の具とても有る任せ、得るに随ひて、昨日を忘れ、明日をはからず、小座敷を今日庵と号して、老の身の明暮に、茶釜に向ひて端座する時は、おのつから禅定なるへし。安楽の実体、区々の窺ひ知るへきにあらず。或時は琵琶を抱て閑窓の月に嘯き、頌を作りて戯れとす。倩おもふに、利休の茶湯は時を得て其名を発す。宗旦ハ一味平等、乃供水心法の理味をよく飲み、心地安閑にして、不退の茶席に冬凍春暖を経て一生いみじく、八十一歳にして万治元年戊戍十二月十九日に逝す」普公茶話(一河宗丁茶湯覚書)

2013年06月16日 08:12

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