言の葉庵 |能文社 |お問合せ

『沢庵の名言集』

江戸初期の禅僧、沢庵 宗彭(たくあん そうほう)。
大徳寺第一五四世住持。歴史の中では、幕府との軋轢、「紫衣事件」により出羽の国へ流罪となったことで有名です。しかし後には一転して、三代将軍徳川家光の厚い帰依をこうむる。その仲立ちをした柳生宗矩に与えた『不動智神妙録』は、剣禅一味思想をはじめて説いた書として現在にいたるも長く読み継がれています。

そして沢庵といえば、宮本武蔵。しかしこれは吉川英治のフィクションで実際は無関係であったことが知られています。

上は徳川将軍家、幕臣、諸大名より、下は庶民にいたるまで日本中に愛された沢庵和尚。これらの人々に乞われ生涯多くの書とおびただしい書簡を残しましたが、それらはいずれも仏道の教えを本とした深い叡智の宝庫です。とりわけ庶人に慕われたのは、その言葉が誰の耳にも届くやさしい語り口で、かつ深い人生の知恵を授けてくれるものであったから。
とにかく沢庵の言葉には、他の時代の英傑とくらべても名言がとても多いのです。

【言の葉庵】では、今回これら沢庵の珠玉の名言をコンパクトに名言集としてとりまとめてみました。有名なものも、あまり知られていないものもありましょう。
味わい深い言葉のひとつひとつをかみしめ、あなたの日々の暮らしにぜひ役立ててほしいと思います。


●『沢庵の名言集』能文社

※収録した名言

・前後際断
(不動智神妙録)

・人の身は欲を固めて作り出せるものなり。
(玲瓏集)

・草木の苦しみ悲しみを、人は知らず。
(玲瓏集)

・敵を恐るべからず、味方を恐るべし。
(玲瓏随筆)

・世の人、本を知りて末を知らず。
(玲瓏随筆)

・足ることを知るは、極楽の国なり。
(玲瓏随筆)

・溝をばずんと飛べ、危しと思へばはまるぞ。
(玲瓏随筆)

2013年05月19日 19:23

>>トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://nobunsha.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/209

◆言の葉庵推奨書籍

◆言の葉メールマガジン
「千年の日本語。名言・名句マガジン」

「通勤電車で読む、心の栄養、腹の勇気。今週の名言・名句」、「スラスラ古文が読める。読解ポイントの裏技・表技。古典原文まる秘読解教室」などのコンテンツを配信しています。(隔週)

◆お知らせ

ビジネス・パートナー大募集

現在、弊社では各業界より、マーケティング関連委託案件があります。
つきましては下記の各分野において、企業・フリーランスの協力パートナーを募集しています。

◇アナリスト、リサーチャー
◇メディアプラン(フリーペーパー、カード誌媒体等)
◇プランナー、アートディレクター、コピーライター
◇Web制作
◇イベンター、SPプロモーション
◆化粧品・健康食品・食品飲料・IT・通信分野

 

Copyright(c)2005.NOBUNSHA.All Rights Reseved

Support by 茅ヶ崎プランニングオフィス