電通サイエンスジャムと長岡技術科学大学が、ハイレゾ音源をヘッドフォンで聞くと、脳が「快感」を覚えるという研究結果を発表した。
■ハイレゾ音源を聴くと、脳は“快感”に包まれる?
ぼくたちが若かりし日、家電量販店に行くとテレビコーナーより大きく立派なスペースで「オーディオ売り場」があった。
しかし今や電気店には専用売り場はいうまでもなく、「オーディオ」という言葉すら見当たらない。携帯売り場の横に「スマホ付属品」としてちゃちなUSBスピーカーがあるだけである。
思えばここ数十年、アナログレコード→CD→MD→MP3(iPod)と、音源記録媒体の音質は坂を転がり落ちるように悪くなっていったのだ。(カセットテープはヒスノイズとワウフラがきついのでここでは除外)
「便利であれば音なんかどうでもいい」。
日本人が、はじめて音質を犠牲にしたのは、カセットテープとウォークマンの二人三脚での大ブームが決定的要因であった。
・青年は外に出てアクティブに音楽を楽しむもの。
・音楽を聴いて踊りながら街を闊歩するのが、かっこいい。
・高いオーディオセットをもち、家でクラシックなどの音楽鑑賞をするのは「オタク」。
などという社会風潮も手伝い、「オーディオ」は完全に息の根を止められた。
しかし、しかーし!
大画面高精細TVや3D映像では、びっくりするけど、心から感動はしないものなんです、人間は。 音楽やストーリーには感動するけれど、ただの画像や絵だけを見て、泣いている人は見たことがない。
よい音、よい音楽の復権。
ハイレゾ音源は今、大いに歓迎すべき文化現象ではありませんか。同年代のみなさま。
2014年09月23日 20:03
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