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美男美女に目利きなし。[目利きと目利かず 第一回]

仲のいい代理店プロデューサーMさんとぼく。いつも張り合っていることがあります。「人の目利き」です。この人は期待できそうもない、あの人はきっと化ける…。さて、どちらが、目が利くかではなく、どちらが目利かずかを相手の負の実績をあげつらい、みにくく争っているのです。Mさんは社員の採用で、ぼくは業務パートナーの選定で。

いやあ、正直わからないもんです、人間は。自分を棚に上げておいていうのもナンですが、玉が石に見え、石が玉に化けることの何と多いものか…。Mさんもぼくも長年人商人のような生業なので、多少人を見る目には自負もあり、うぬぼれてもいた。が、経験を積むほど、年を取るほどにハズレ出したのです。それで自嘲気味に、
「いやあ、庵主さん。ボク、こないだ惚れ込んでとった人、大ハズレ。まさかあんなこともできないとは…。どんなもんだい!!フン。まいったかっ」と己の目利かずを自慢し合うようになってしまったという、屈折した経緯。
閑話休題。
さて、中世の日本文化は、まさに目利きの文化。武力・財力でもって覇権を争う戦乱の中で、人より抜きん出る新しい手段「目利き」がありとあらゆる分野で勢力を張ってくる。とくに茶の世界、能の世界は目利き抜きでは話ができません。「目利きと目利かず」を当面のテーマとして、このページで連載していく予定です。次回は、能。三回目、茶の湯。最後は、批評と芸術をテーマとして書くつもりです…。とはいえ、当HPは学術研究でもなんでもないので、ネタ集めや茶飲み話程度にナナメ読みしていただければ、と思います。
あ。忘れてました。「美男美女」ですよね。そうです、なぜかとても多いのです。このパターン。ぼくの見聞きした範囲で例をあげてみましょう。彼等の目利かずの分野…、食べ物・ファッションセンス・絵心・音楽の趣味・文・字etc. とんでもないものを好み・撰び・組み合わせていることがよくある。彼氏、彼女の選択も、えっ! なんで? ということがとても多いのです。見目麗しい方々が…、一体なぜ? 自分以外の「美」に興味がないのかなあ、とも思ってしまいますが、なぜでしょうねぇ。この現象いまだ、ハッキリ納得の行く説明も見つかっておりません。誰か教えてください…。

2006年02月04日 12:28

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コメント

そのMさんが庵主さんと昼飯食べるから
飲む日取りを相談しとくよ、なんて
言っとったんですが、聞きました?
今日、Mさんと話しても話題に出なかったから
きっと話してないんだなー。

で、「美男美女に目利きなし」かぁ。
ん~、かもしれない、が、一概には言い難し。
どれどれ、ぼくも少し検証などをして見ようかな。

投稿者 koz-mic : 2006年02月07日 16:11

Mさんからは聞いていませんねー。
この件、メイルします。

美女、目利きともに大変稀なので単に
確立の問題かもしれませんね。

投稿者 庵主 : 2006年02月07日 20:58

こんにちは♪
お久しぶりです。トラックバックありがとうございます♪(^^*)

>Mさんは社員の採用で、ぼくは業務パートナーの選定で。

わぁ。。大変ですね。
人間ばっかりは 本当に 良くも悪くも
どんどん変化しちゃいますもんね。

投稿者 sweetlemon : 2006年02月18日 16:57

sweetlemonさん
いつもコメントありがとうございます。
ブログにも遊びにいきましたが、ホント
いつもきれいで、素敵な感じですね。
何かいいにおいまでしてきそうで…。(幻想か)

まあ、人間は変わるものと覚悟してつきあえば
どうってことないのですが、「この人は」と
いれこんで付き合うと、あまりの期待値の高さと
現実のギャップで、トホホ…となることがある。
しようがないですね。

投稿者 庵主 : 2006年02月20日 16:10

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