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奥の細道

okuno 100.jpg奥の細道 曾良旅日記 奥細道菅菰抄 全現代語訳
著者:松尾芭蕉他著 水野聡訳
●形式:オンデマンド・ブック版(簡易書籍)
本体価格:3,300円 +税
判型:四六版 全294ページ
発売日:2008年3月1日
出版社:能文社
ISBN978-4-9904058-3-0

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[本書の特徴]
1.芭蕉の名作『奥の細道』に、旅の実録『曾良旅日記』、奥の細道研究必須の注釈書『奥細道菅菰抄』をセットで全編現代語訳にてはじめて併載した。
2.すらすら読める、弊社独自の現代語再生作品。

[松尾芭蕉とは]
 江戸前期の俳諧師。寛永二年~元禄七年(1644~1694)。伊賀国上野の人。父は松尾姓。幼名金作、成長して名を宗房という。俳号をはじめ宗房(そうぼう)、後に桃青(とうせい)といった。芭蕉は庵号に由来する戯号である。若年にして伊賀上野、藤堂新七郎良精家に仕える。主君の若君藤堂良忠(俳号 蝉吟)とともに俳諧を嗜むようになる。後、江戸に出て俳諧師の道に専念。…

延宝八年(1680)に「桃青門弟独吟二十歌仙」を刊行。当代の代表的選者と目されるようになる。が、同年深川に隠棲、草庵を結び芭蕉庵と称する。貞享一年(1684)以降、「野ざらし紀行」「鹿島詣」「笈の小文」「更科紀行」「おくのほそ道」などに描かれた旅行を繰り返し、その死もまた旅の途中、大坂においてであった。
侘び、寂び、軽み、風狂など、その独自の句風にて近世日本文化の美的概念形成に大きな影響を与えた。また、「漂白の詩人」とも呼ばれ旅に生き、旅に死ぬ芸術的人生の完遂により、現在も多くの信奉者、追随者が後をたたない。

[おくのほそ道とは]
 芭蕉の代表作である俳諧紀行。書名は本文中、仙台の次に「おくのほそ道の山際に十符の菅有」とあるように地名によったものと思われる。成立についてはつまびらかではないが、素龍筆芭蕉所持本の書写が終わったのが元禄七年(1694)初夏であるから、元禄七年初春のころ決定稿を得たものであろうとされる。刊行は阿誰軒の「俳諧書籍目録」によって、元禄十五年(1702)と推定される。
 元禄二年(1689)三月、弟子曾良を伴い江戸を出発し、関東・奥羽・北陸の諸地を巡遊。八月下旬大垣に着き、さらに伊勢の遷宮を拝するため出立する、という箇所で本文は終わっている。芭蕉の紀行文中最も整った、また最もすぐれた作品として高く評価されている。
 この書が世に出て各方面に多大の影響を与え、奥羽旅行の追随者が多く出た。すなわち路通・沾徳・支考・桃隣・蕪村など、それぞれ紀行文を遺している。

2008年03月10日 22:33

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